不妊症治療ことはじめ TOP >  不妊治療の知識

カテゴリー: 不妊治療の知識の最近のブログ記事

続発性不妊

■続発性不妊

妊娠した経験があるけれど、その後妊娠へといたらない状態のことをいいます。

妊娠して出産したけれど2人目を授かることができないとき、2人目不妊や第2子不妊ということもあります。

一番の主な原因は「加齢」です。

これは女性・男性双方にいえることとされています。

それだけ「妊娠」には年齢を重ねて老化するというものの影響があるものなんですね。

二人目不妊の原因として、前回の出産による要因というものがある場合もあります。

一度は妊娠しているわけですから、先天的なものが原因とはならない考えられるとされています。

先天性の不妊症の原因としては子宮奇形なととなっています。

二人目も授かりたいのだけれど、一人目を出産後一年以上経過しても2人目出産へといたらない場合、二人目不妊が疑われることとなりますので、早めの医師の診察をするほうがよいといわれています。

習慣流産

■習慣流産
自然流産のなかでも、約60~70%前後は胎児の染色体の異常が原因とされています。

3回以上流産を繰り返すと「習慣流産」とされます。

同じような状態を表す言葉として、不育症という言葉が使用されることもあります。

不育症とは、妊娠はできたとしても早産・死産・流産を反復してしまうことをいいます。

3回以上流産を繰り返すことを「習慣流産」というわけですが、近頃は2回流産を繰り返したら医師の検査を受けてみてもいいのではと言われています。

検査は、
染色体検査・子宮異常の検査・内分泌検査・免疫検査・感染症検査などがあります。

【染色体検査】
女性・男性ともに血液検査を行い、染色体異常の有無を調べます。

習慣流産の原因のうち約70%ほどは染色体異常によるものとされており、習慣流産の原因としては染色体異常が、もっとも大きな割合をしめています。

【子宮異常の検査】
子宮に異常がないかどうか検査します。

子宮内腔形態検査ということもあります。

子宮に異常がないか調べる検査では、卵管造影検査・子宮鏡検査・MRI・経膣超音波検査・腹腔鏡検査などを行って調査していきます。

これらの検査によって、先天性の子宮奇形や子宮頸管無力症・子宮筋腫など子宮内腔や子宮頸管に異常がないかどうか調べます。

【内分泌検査】
女性の血液検査が行われます。

血液採取による検査によって、甲状腺機能・プロラクチン値・黄体機能・糖尿病などを調べます。

ただし、黄体機能不全が習慣流産の原因となっていると結論づけることに疑問の声があります。

【免疫検査】
女性の血液検査が行われます。

自己抗体(抗リン脂質抗体・抗核抗体)などについて検査します。

抗リン脂質抗体が胎盤の血管に血栓を作ることとなり、血管がつまってしまい、胎児への血流不良となることが習慣流産の原因となっているという考えがあります。

HLA(組織適合抗原)が男女双方とも似ているケースの場合、流産の原因となる可能性があるという考え方があり、原因不明の習慣流産のケースで夫リンパ球を用いた免疫療法が選択されるケースがありましたが、近年は、その効果に疑問や否定的な見解が示され、HLA検査の実施や夫リンパ球を用いた免疫療法の効果については確定的でない状態となっています。

【感染検査】
男女ともに血液検査でクラミジアの有無などを検査します。

女性だけが血液検査を受けて陽性で抗生物質で治療できたとしても、男性が感染した状態であれば、女性に再感染し再発する可能性が残るので、夫婦二人とも検査を行うこととなります。

子宮着床障害

■子宮着床障害

・先天性子宮奇形
生まれつき子宮の形が正常とは異なる状態にできてしまうことです。

軽い子宮奇形を含めると、多くの女性で見られるといわれています。

子宮奇形となっていると、流産の可能性や妊娠が難しくなる可能性があります。

子宮は、通常どのように形づくられるのでしょうか。

内性器である子宮は、胎児期に出来ます。

胎児のとき左右に2本あるミューラー管という器官が、左右から一つに融合することで形成されます。

その形成の過程で、正常に形づくられなかったとき先天性子宮奇形となるというわけです。

先天性子宮奇形には、重複子宮(ちょうふくしきゅう)(じゅうふくしきゅう)・単角(たんかく)子宮・双角(そうかく)子宮・弓状(きゅうじょう)子宮・中隔(ちゅうかく)子宮などが主な先天性子宮奇形となります。

【重複子宮】は、子宮が2つになっています。手術は必要ないとされています。ただじ膣が重複しているケースでは手術とあります。

【単角子宮】は、二つあるミューラー管の一方が、正常に育たなかった場合などになります。手術はしないとされています。

【双角子宮】は、融合の過程がうまくいかずに子宮底部が二つに分かれているような状態となっています。手術を行うケースもあります。

【弓状子宮】は、子宮底部が弓のようになっている状態。重度の場合は手術が行われることがあります。

【中隔子宮】は、子宮の中央に壁が残ってしまっているような状態。手術となるケースがあります。


・子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)
腫瘍が発生するところによって3つに分類されます。

筋層にこぶのようなものができ、良性の腫瘍となっています。

漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)・筋層内筋腫(きんそうないきんしゅ)・粘膜下筋腫(ねんまくかきんしゅ)です。

粘膜下筋腫は、着床障害などの不妊症の原因となることがあります。

症状としては過多月経、生理痛などですが、自覚症状が少ないとされています。


・子宮内膜ポリープ(しきゅうないまくぽりーぷ)
子宮内膜の一部が増殖してポリープ状になったもので良性の腫瘍とされています。

子宮内膜の表面をでこぼこの状態にするので、受精卵が着床しにくくなります。

そのため子宮内膜ポリープが不妊症の原因となることもあると考えられます。

子宮鏡による観察で診断を確定。治療は子宮鏡検査の際に、ポリープを切除する手術や掻爬(そうは)手術が行われます。

・子宮内膜癒着(しきゅうないまくゆちゃく)
子宮内膜が癒着を起こしている状態をいいます。

つまり、子宮内腔がくっついてしまっていて造影剤で映し出されず黒色の影ができてしまっている状態です。

癒着が起こりやすくなる原因としては、出産のときの帝王切開による傷、人口妊娠中絶や自然流産で掻爬の処置を行った際、傷がついてしまい癒着が発生するなどが挙げられます。

子宮鏡によって癒着をはがす治療法が行われます。

・黄体機能不全
黄体機能不全とは、卵胞ホルモンや黄体ホルモンが、うまく分泌していないことにより、通常は排卵期に厚くなる子宮内膜が厚くならず、着床障害の原因となることをいいます。

黄体機能不全の特徴の一つとして、高温期が10日未満であることがあげられるとされています。

これだけでは黄体機能不全と診断がつくわけではありませんが、高温期が10日未満のときには、黄体機能不全が「疑われる」ことになるわけです。

さらに、高温期にホルモン検査や子宮内膜の組織を顕微鏡で検査することで診断を下すこととなります。

治療法は、黄体ホルモン値が低いようであれば黄体ホルモン剤での黄体ホルモンの補充などを行うこととなります。


・子宮腺筋症
子宮内膜組織が、子宮の筋層の中に入り込んだ状態となっている。

つまり、子宮の筋肉の中で子宮内膜症が発生してしまうこととされています。

ですので、子宮腺筋症は、子宮内膜症の一種とされています。

筋肉の中に血が貯まることで、月経痛や月経血の量が増加するといった症状があります。

薬による治療が主となります。

治療にあたっては、子宮筋腫との鑑別が大切なこととなるとされています。


・子宮がん
癌(がん)ができる部分によって、2種類の子宮がんがあります。

ひとつは、子宮頸がん。

もう一つは、子宮体がんです。

子宮頸がんは、子宮の頸管(膣に近いところ)にできます。

子宮体がんは、子宮内膜の粘膜にできます。

このうち、子宮体がんは、着床障害の原因と考えられ、妊娠への影響があるとされます。

定期健診による早期発見が大切です。

頸管障害


■頸管障害

・頸管粘液不全
子宮頸管とは、子宮の入り口にあたる部分にあります。膣と子宮腔をつないでいる細い管にあたる部分を頸管と呼びます。
排卵日を迎える排卵の前の時期になると子宮頸管粘液の分泌量が増加して精子が子宮へと入りやすくなるのが通常の状態です。

この頸管粘液の分泌量の増加が十分でない状態になると、精子が子宮へ進めなくなり受精ができにくくなるということになります。

普段、膣の中は酸性になっていて、細菌の侵入から守っています。

それが排卵期になるとアルカリ性の頚管粘液の分泌量が増加し、ネバネバしていたのが粘性が減少しサラサラの状態になり、精子を通りやすくします。

また、頸管粘液には、精子の運動性を高め、子宮へと進みやするという働きもあります。

この頸管粘液(おりもの)は、排卵日を特定するための目安ともなります。

清潔にした指で、このおりものが10センチほど糸を引くように伸びるのなら排卵期といえるとされています。


・抗精子抗体
人間の体には「免疫」という身体に侵入してくる異物(病原菌など)を排除するシステムがあります。

その異物を撃退する役割を担っているのが「抗体」です。

この異物を排除する身体のメカニズムが精子に対しても機能してしまうことで不妊症の原因となります。

精子を異物と判断してしまうアレルギー反応を起こさせる抗体を抗精子抗体といいます。

女性に、この抗精子抗体が存在し、抗精子抗体が精子と結合(くっつく)することで、精子を動けない状態にすることとなります。

抗精子抗体は、女性の血液のなかにあるので、抗精子抗体を女性が持っているかどうかは血液検査をすることで調査することが可能となります。

卵管障害

・クラミジア感染
卵管の障害で、もっとも多い原因とされていて、増加しているのがクラミジア感染による不妊です。

クラミジアのほかにも、大腸菌・溶連菌・淋菌などの原因菌があります。

クラミジアに感染していても自覚症状がないことが多く、慢性化によって炎症が拡大し、症状を自覚して病院で診てもらうと、そこで初めて自分がクラミジアに感染していたと判明することが多々あるようです。

不正出血・腹痛・腰痛などの症状がでることもまれにあるようです。

(クラミジア感染検査キットの広告ありhttp://www.std-lab.jp/shopping/ A8)

クラミジアの感染経路は性行為と分娩時の産道感染の2つがあるとされています。

子宮頸管に感染、炎症の発生、そして子宮内膜・卵管へと炎症が広がっていきます。

卵管の炎症にとどまらず腹膜炎を起こす場合もあります。

卵管の炎症によって卵管が狭くなり、子宮外妊娠の原因となることもあります。

治療法は、男女(カップル)二人での抗生物質の服用となります。

なぜなら、たとえば女性だけが抗生物質を服用したとしても、男性がクラミジアに感染したままであれば、再感染することになりえるからです。

ですので、カップル二人が共に検査と治療を受けることが勧められています。


・卵管水腫
 卵管の中が、細菌感染によって炎症が起こり、その炎症が広がっていき卵管采に至るとラッパのように開いていた卵管采がちょっと閉じかかった状態になります。

卵管采が閉じきってしまうと水がたまってふくれてしまいます。このような状態が卵管水腫といわれています。

卵子をピックアップするための卵管采が閉じてしまうわけですから、排卵された卵子を卵管采で取り込むことが不可能になってしまうわけです。

他にも、卵管の癒着・閉塞・狭窄、卵管采の障害(小さい・ほぼない)、心因性の要因によって起こる痙攣性卵管通過障害、などなどの卵管障害による不妊があります。

排卵障害

卵巣から卵子が外に飛び出してくるまでの過程に問題が生じることをいいます。

卵子の育ちが悪かったり、排卵されない(無排卵)などの状態になってしまうことがあるわけです。

排卵障害の原因には、ストレスや乱れた生活習慣、過度なダイエットが指摘されることもあります。

視床下部・下垂体・卵巣のうちどれが原因となっているのかによって、症状の違いがでてきます。

排卵が行われているのかどうかのチェックには、基礎体温表をつけて低温期と高温期が現れているかどうかを調べるという方法があります。

では、この排卵障害には、どんな原因があるのでしょうか


・卵巣機能不全[らんそうきのうふぜん]
卵巣機能低下症ということもあります。卵巣機能が低下してしまい、卵巣機能がうまく働かない状態。

原子卵胞が少なくなっていることから卵巣の働きがうまくいかないという場合や、エストロゲンの増加が正常な量になっていないことによる卵巣機能低下ということが挙げられます。


・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)[たのうほうせいらんそうしょうこうぐん]
卵巣の中に卵胞が、たくさん存在するようになってしまっていて、それらの卵胞が未成熟のままで排卵しにくい状態になっていることとされます。

多くの卵胞が真珠のネックレスのように繋がっているように確認されることが、超音波の検査で認められます。

この状態を「ネックレスサイン」と言われることがあります。

卵巣の表面にある皮が厚く固くなってしまい(白膜の肥厚)排卵が起こりにくくなっています。

卵巣表面の厚くなった皮をやぶることができないため卵巣内に、卵胞がいくつもあるという状態になってしまうわけです。

PCOSの特徴として挙げられることの一つに男性ホルモンであるテストステロンの分泌量の多さが見られることがあります。

また、通常は、卵胞刺激ホルモン(FSH)より黄体化ホルモン(LH)のほうが少ないのですが、FSHよりLHのほうが高値を示すという現象が起こります。

黄体化非破裂卵胞 (LUF)の発生率が高まります。

黄体化非破裂卵胞とは、基礎体温が上がっていて高温期が認められても、実際には無排卵で、卵胞が黄体となってしまうことをいいます。

PCOSの症状としては、男性化の徴候・多毛・肥満・稀発月経・無月経などが挙げられます。


・高プロラクチン血症(こうぷろらくちんけっしょう)
プロラクチンとは、通常は産後、母乳を産生するために 下垂体から分泌されるホルモンです。

そのプロラクチンには、排卵を抑制する働きがあります。

FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体化ホルモン)の働きが抑制されてしまうわけです。

出産後の授乳期ではないときに、プロラクチンが分泌されすぎてしまう状態を高プロラクチン血症といいます。

高プロラクチン血しょうは排卵や着床へよくない影響を及ぼすために不妊症の原因となることがあるとされています。

下垂体の異常によって、高プロラクチン血症になるケースが多いとされています。

下垂体にできた腫瘍が原因となることもあります。腫瘍といっても、ほぼ良性の腫瘍とされています。


・黄体化未破裂卵胞(LUF)
黄体化未破裂卵胞症候群や黄体化非破裂卵胞ということもあります。

卵巣内部で卵胞が成熟して排卵となるはずが、卵胞が破裂せずに黄体化してしまうことをいいます。

基礎体温は低音期と高温期の2相となっているにもかかわらず排卵が起こっていない状態となります。


・性腺刺激ホルモン分泌の障害
通常は、視床下部からの性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)による刺激によって、下垂体からLH(黄体形成ホルモン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)が分泌されることで排卵となります。

しかし、中枢神経の異常によって性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)と呼ばれるLHとFSHが分泌されないなどの障害が起こり、排卵しない(無排卵)こととされています。

性腺刺激ホルモンは無理なダイエットで急激に痩せたり、強いストレスが原因となることもあります。


・甲状腺の異常
甲状腺の疾患が原因で、甲状腺機能の低下が起こり、排卵しにくくなります。

甲状腺ホルモンは、身体全ての代謝を調節しているホルモンで、卵胞刺激ホルモンの作用を増大させることに影響を与えています。

・体重の減少
急激なダイエットなどによって、激しい体重の減少があると、月経不順となって、出血量の低下がおこり、そのうち無排卵となって、無月経となってしまいます。もともとやせている体質の女性は、月経不順であっても、大半の方に排卵が起こっています。

・ストレス
心因性の無排卵となることもあります。仕事の忙しさからのストレスや、大きな不安を抱えているなど精神面によって排卵が起こらなくなるというケースもあります。

子宮内膜症

子宮内膜は、本来子宮の内腔で、受精卵を迎えるために、女性ホルモンの働きによって分厚くなっていきます。

そして、受精卵がこなくて妊娠しなければ、また月経期となり、出血とともに子宮内膜は体の外へとはがれおちます。

ところが子宮の内側以外腹腔内の器官で子宮内膜ができてしまうことがあります。

この状態を子宮内膜症といいます。

子宮の内腔以外と臓器で子宮内膜が発生してしまうと、通常受精卵を迎えることがなければ剥がれ落ちて対外へと排出されるはずの血液が出て行く場所がなくなり、器官の内部にたまっていくこととなってしまいます。

毎月、この状態が繰り返されることで、生理痛の悪化や、炎症、他の器官や組織との癒着を起こします。

子宮内膜症が起きやすいところは、卵巣・卵管・子宮の筋層・直腸・ダグラス窩(か)などです。

卵巣内にできるものをチョコレート嚢胞(のうほう)やチョコレート嚢腫(のうしゅ)といいます。

卵巣に血液がたまり、大きく腫れあがってしまいます。チョコレート嚢胞から排卵障害となるケースもあります。

卵管に子宮内膜起こると、卵管の癒着となり、卵管が閉塞するなどのことがあり、不妊の原因となります。

子宮の筋層に子宮内膜症が起こると、子宮腺筋症といわれる状態になるとされています。子宮筋腫との鑑別が大切となります。

不妊症の定義と主な不妊の原因

不妊症となる原因には、様々な要素があり、複数の要素が原因となって不妊症となっているケースが多くみられるとされています。

不妊症と判断される定義は、
妊娠したいという希望があり、正常な普通の夫婦生活をしているんだけれども、2年以上経過しても妊娠できない
です。

不妊症の原因を理解するためには、まずは「妊娠のしくみ」のイメージをつかんでおくことが大切でしょう。

不妊症の原因には、女性側・男性側、どちらにも未妊となる原因がある可能性があります。

不妊症というと一般的には女性に原因があることが多く、女性が不妊治療をするものというイメージがあります。

しかし、女性と男性ともに同じくらいの比率で原因があると考えられます。

女性に原因がある。男性に原因がある。女性と男性、双方に原因があるというデータを考慮した結果ということです。

つまり、半々の確率ですから、一般的なイメージよりも男性に不妊の原因があるケースが多いということになります。

ですので、不妊症の原因の検査は、夫婦二人とも受けたほうがいいということになります。

本当は夫に原因があるのに、妻だけが検査を受けただけでは、不妊の原因が何か分からないということになってしまうわけですね。

女性で、主な不妊症の原因として挙げられるのは...

・子宮内膜症
・排卵障害
・卵管障害
・頸管障害
・子宮着床障害

などです。

男性側で、主な不妊の原因として挙げられるのは...

・無精子症や精子減少症などの精子による原因や勃起不全、精管の閉鎖などです。

機能性不妊というケースもあります。

不妊検査の結果、男性・女性双方に不妊症の原因がないという結果がでているが、それでも妊娠しない場合、機能性不妊といわれます。

原因不明の不妊症、つまり原因が判明しない不妊症ということです。

では、他の女性側の不妊症原因を詳しく見ていきましょう。


>>次ページ「子宮内膜症」へ

妊娠のしくみ

不妊症を理解するためには「妊娠のしくみ」を知っておくことが重要でしょう。

「妊娠」は着床することからはじまります。精子と卵子が結合した受精卵が子宮内膜にくいこんで定着することを着床といいます。この「着床」によって妊娠成立とみなします。

妊娠に至る過程には、女性の身体から始まる
排卵→受精→着床
というステップがあります。

そして、男性の側では、精巣で精子が作られることから始まります。陰嚢(いんのう)のなかに精巣があります。この精子が作られる機能を造精機能といいます。

これらの妊娠するための過程に障害があると不妊症となるわけです。

では、女性の体内から始まる妊娠のしくみについて解説いたします。

■排卵
月経の始まりの時期に、性腺刺激ホルモンのひとつである卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌されます。卵胞刺激ホルモンが分泌され血流により卵巣へと行きます。そして、卵巣の中にある原子卵胞の内20個ぐらいの成長がはじまります。20個ほどの原子卵胞を成長させるきっかけとなる卵胞刺激ホルモンは、脳にある下垂体というところから分泌されます。20個ほどの原子卵胞が成長しはじめます。そのなかで大きく育つ一個の卵胞があり、それが主席卵胞といわれることになります。20個ほどの原子卵胞のなかから一個だけが成熟へと向かうことになるわけです。

次に、その主席卵胞が成熟へと向かいます。約2週間ほどで主席卵胞が2センチほどに成熟していくと、エストロゲンが分泌されます。エストロゲン(E2)は卵胞ホルモンとも呼ばれ、卵胞の中にある卵子を囲んでいる顆粒膜細胞から分泌され、卵胞を発育させることとなります。

そのエストロゲンが脳にある視床下部にいき、卵胞が成熟しているということを告げることとなります。そのエストロゲンが視床下部に行き主席卵胞が必要なところまで成熟することとなれば、下垂体から黄体化ホルモンが分泌されることとなります。

この黄体化ホルモン(LH)の刺激により「排卵」が起こります。排卵とは、卵子が卵巣の表皮を破って外に飛び出すことです。

外に飛び出した卵子は、卵管の先にある卵管采イソギンチャクやラッパのように例えられることもあるところにピックアップ、とりこまれることになります。卵管采により、とりこまれた卵子は、卵管膨大部という場所で精子を待つこととなります。この卵管膨大部で精子と卵子が受精することとなります。

■受精
受精とは精子と卵子の核が融合し新たな細胞「受精卵」となることをいいます。

排卵後の卵胞は黄体と呼ばれる器官に変わり、黄体ホルモンを分泌します。黄体ホルモンはプロゲステロン(P4)ともいいます。この黄体ホルモンによって、子宮内膜が充血して血液のベットのように厚くなり受精卵を待つこととなります。

受精卵が着床しなかったときには、この血液のベッドがはがれおちることとなります。このときの出血を月経というわけです。

排卵された卵子は約24時間の寿命だけしかないとされています。精子は、3日から5日(120時間)ほどの寿命となっているとされています。そのため、排卵日を知ることが重要視される不妊治療「タイミング法」の指導がなされることとなるわけです。つまり、卵子の生命がつきる前に精子が卵子のもとにたどり着く必要があるとされているということですね。


一方、射精された精子は膣から子宮、卵子の待つ卵管膨大部を目指します。一回の射精で精子は数億個出て卵管を目指すわけですが、受精できるのは、たった一個の精子となります。

排卵された卵子の外面は透明体という殻で包まれています。精子は、この卵子の透明体という殻を酵素(ヒアルロニダーゼとアクロシン)を出すことで通過します。

精子が卵子の中に入ったときに、一瞬で膜ができ、他の精子の侵入を防御することとなります。この膜を受精膜といいます。

こうして、たった一個の精子が卵子のなかに到達します。そして、卵子と精子の核が融合すると受精が成立することとなります。

■着床
卵子と精子の核の融合により受精した卵子は、4日から5日かけて子宮へと到達することになります。この間に子宮内膜が厚くなり、受精卵を待っています。受精後の卵子は、子宮へと移動する過程で、細胞分裂を繰り返します。細胞分裂は、2分割→4分割→8分割→16分割と分割が進んでいきます。だいたい2日目4分割、3日目に8分割になるとされています。それ以降、細胞分裂を繰り返し細胞で満たされた受精卵は、桑実胚と呼ばれます。

こうして受精後の卵子は、細胞分裂を繰り返しながら4~5日で厚くなった子宮内膜へ、しっかりとくいこむように結びつきます。こうして「着床」となります。この「着床」が「妊娠の成立」となります。

サイト内検索

お問い合わせ

お問合せ・リンクについては
のメールアドレスへご連絡ください。件名に「不妊」と入れていただけますようお願いいたします。

お気に入りに追加

RSS登録

goo RSSリーダー Add to Google My Yahoo!に追加 はてなRSSに追加 Subscribe with livedoor Reader

サイト情報

ATOM atom RSS2.0RSS2.0

サイトMENU

QLOOKアクセス解析
Copyright (C) 2010 不妊症治療ことはじめ. All Rights Reserved.